ごあいさつ
太古の昔から、房総半島は比較的気候が温暖で、山海の恵みによって、多くの人びとが命を紡いできました。その中心に位置し、養老川に育まれた渓谷から海へと続く広大な台地のある市原市は、古来より人びとが集い、物資や情報が行き交う拠点となってきました。そして、市内各所にのこる遺跡や遺物、古文書やさまざまな道具類などは、その証となっています。市原市では、長年にわたりこの貴重な歴史遺産の収集や保管、そして地道な研究を続け、その価値と意義を明らかにしてきました。
この度、これらを一同に集結し、市内外の方々に広くお伝えするための市原歴史博物館がオープンします。そのモットーは、見学や体験を通じ、「まもり、つたえ、まなび」ともに「たのしむ」こと、そして「歴史をつなぐ、人をつなぐ」ことです。また、市内全域がミュージアムと位置付ける「フィールドミュージアム」構想のもと、各所にその目印(標柱)を立て、マップやスマートフォンを使ってこれらをめぐることができる整備も進めています。
このウェブサイトは、博物館独自に作ったこれら全ての情報発信ツールです。お気軽にアクセスいただき、市原の魅力ある歴史に触れ、どうぞ本物を見て体験するために博物館にお出かけください。
市原歴史博物館
館長 鷹野 光行
更新日:2022年04月18日