展示資料の列品準備中です!

更新日:2022年05月10日

縄文土器を修復している様子
令和4年4月1日から文化財整理補助員6名とともに、展示資料の列品に向けた準備作業を開始しました。
最初に行っているのは、縄文土器の修復作業です。遺跡から出土する土器は、ばらばらに割れた状態だったり、どこかが欠けてしまっていることがほとんどです。
開発等で遺跡が壊されてしまう場合、遺跡の詳細を記録保存するために、発掘調査と整理作業を行い、発掘調査報告書を作成します。整理作業では、見つかった土器や石器などを図にしたり、写真を撮ったりするために修復を行いますが、最小限しか行わないため、そのままでは博物館での展示には耐えられません。
そこで、欠けた部分を石膏で修復したり、色を塗ったりして、なるべくもとの形がわかるように復元する必要があるのです。
秋の開館に向け、様々な資料の列品準備が本格化しています。