カラフル勾玉づくり
カラフルな勾玉をつくってみませんか?
ピンク・グレーの勾玉づくり
【日時】
2024年9月16日(祝)、9月21日(土曜日)の10:00〜11:00、13:30〜14:30
【人数】
各回7組(最大20名)(各回グレー10、ピンク10。先着順。)
【参加費用】
材料費500円

勾玉の歴史
勾玉ときくと、何色を思い浮かべるでしょうか?多くの方は、緑(緑といっても、薄いライトグリーンから濃緑色まで様々)の勾玉を想像されるのかもしれませんが、実は、勾玉には、色んな形や色のものがあります。
勾玉の起源や役割は、実ははっきりわかっていません。縄文時代の歯牙製垂飾が起源だという説が有力とも言われていますが、玦状耳飾(耳につけた飾り)が起源と考える説もあります。また、胎児の形や三日月をモチーフにしたとも言われています。いずれにしても、縄文時代には、「異形勾玉」と呼ばれる、勾玉に近い形をしたものが用いられていました。
一方、弥生時代に、大陸から玉類が伝わってきたようで、「ドーナツを半分にきったような形」をした勾玉が現れるようになります。その後、頭が丸く、体が細長い一般的な勾玉の形になったようです。また、この時代の勾玉は、多くは翡翠製でした。
その後、古墳時代に入ると、勾玉の形も少しずつ変化し、古墳時代の終わり頃になると、「コの字」形に近い形になります。
また、古墳時代には、滑石、碧玉、瑪瑙、琥珀、水晶、ガラスなど、様々な材質でも作られるようになります。
縄文時代に起源を求めるのか、それとも大陸から伝わった勾玉に起源を求めるのか、はっきりとは言えず、もしかしたら時代によって別のルーツがあるのかもしれません。いずれにせよ、昔の人々にとっては大切なアクセサリーであったのでしょう。
いちはらの勾玉
市原市内でも、多くの遺跡や古墳から勾玉が見つかっています。
近年発掘調査報告書が刊行された「五所四反田遺跡」では、「子持ち勾玉」とよばれる珍しい勾玉が見つかっています。この勾玉は、通常はお祭りに関わる特殊な遺跡(祭祀遺構)から発見されることが多いようです。
また、市内でも大厩浅間様古墳(古墳時代の中頃)や江古田金環塚古墳(古墳時代の終わり頃)からは、水晶や瑪瑙、琥珀、ガラスでつくられた勾玉が見つかっています。

五所四反田遺跡出土遺物

江古田金環塚古墳出土遺物
この記事に関するお問い合わせ先
市原歴史博物館
〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133
メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp
開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
更新日:2024年09月10日