無形民俗文化財映像記録制作事業
無形民俗文化財の映像記録制作
映像記録制作の目的
市原市内の貴重な無形民俗文化財を記録保存し、活用するため、映像コンテンツを制作します。
施設整備をしている「(仮称)市原歴史博物館」での映像展示等に用いるほか、ウェブサイト上での配信を行い、本市の歴史遺産の価値と魅力を分かりやすく伝えます。
本事業では、映像記録用(60分程度)、展示公開用(15分程度)、ウェブ公開用(3分程度)の3種を制作します。
対象(平成30年度)
- 市原の柳楯神事(いちはらのやなぎだてしんじ)
3分動画は下記「市原の柳楯神事3分版動画」でご確認いだけます。 - 鶴峯八幡の神楽(つるみねはちまんのかぐら)
3分動画は下記「鶴峯八幡の神楽3分版動画」でご確認いただけます。
市原の柳楯神事
所在地
市原・五所・八幡
指定区分・指定年月日
千葉県指定・昭和41年12月2日
開催日
毎年旧暦の8月15日
撮影日
平成30年9月23日(日曜日)、24日(月曜日)
文化財の概要
飯香岡(いいがおか)八幡宮の秋季大祭にまつわる神事です。
「柳楯(やなぎだて)」は、柳の小枝25本と青竹5本を使って、楯の形にしたもので、市原地区の2軒の「司家(つかさけ)」が毎年新調します。「市原八幡神社」と「阿須波(あすわ)神社」を参拝したのち、途中で五所地区の「御三家」の出迎えを受け、「五所町民館」で受け渡されます。
明けて祭礼当日、五所を出た「柳楯」は、途中で飯香岡八幡宮一ノ宮の氏子に出迎えられて神社に入り、神事の後、大祭が始まります。
「柳楯」が神輿(みこし)を先導して八幡・五所町内を巡回したのち、本殿内に安置され、翌年正月14日のドンドン焼きの際に焼かれます。

(1)司家による柳楯の調整

(2)阿須波神社での祈願

(3)古代道を通る柳楯

(4)翌日五所を出発

(5)飯香岡八幡宮に到着

(6)神輿の宮出し
市原の柳楯神事3分版動画
鶴峯八幡の神楽
所在地
中高根269
指定区分・指定年月日
千葉県指定・昭和39年4月28日
開催日
10月の第3日曜日
撮影日
平成30年10月21日(日曜日)
文化財の概要
鶴峯八幡宮の秋の大祭の日に奉納される十二座神楽です。
神楽は鎌倉の鶴岡八幡宮から伝えられたとされ、「鎌倉ばやし」とも呼ばれるお囃子の音に合わせて、「猿田彦の舞」・「副巫女の舞」・「稲荷様の舞」・「月日の巫女の舞」・「恵比須様の舞」・「三韓の舞」・「八幡様の舞」・「老人の舞」・「浦島の舞」・「湯立の舞」・「太刀の巫女の舞」・「山の神の舞」の十二の演目が奉納されます。

(1)神楽殿と月日の巫女舞

(2)稲荷様の舞

(3)恵比須様の舞

(4)神楽のお囃子

(5)八幡様の舞

(6)山の神の舞
鶴峯八幡の神楽3分版動画
この記事に関するお問い合わせ先
市原歴史博物館
〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133
メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp
開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
更新日:2022年04月27日