貝輪教室2

更新日:2022年04月18日

縄文時代のブレスレット「貝輪」作りにチャレンジ!

3 ベンケイガイはどこにいる?

奥に町が見える海岸の写真

ベンケイガイは、比較的暖かい開放的な外洋の砂地にすんでいます。太平洋側では房総半島より南、日本海側では津軽半島より南での生息が確認されています。房総半島では、銚子より南の九十九里浜や鴨川、館山周辺などに多く生息しています。

4 貝殻はどうやって手に入れるのか?

海岸に打ち上げられた数十個の貝の写真
海岸で袋を持ち貝殻拾いをしている十数名の大人と子どもの写真

ベンケイガイは外洋の砂地に多数生息している貝ですが、生息する水深がやや深いため、潮干狩りでハマグリやアサリをとる感覚ではとれません。生きた貝は簡単にはとれませんが、死んだあとの殻であれば、波打ち際に打ち上げられたものを拾うことができます。ただし、ベンケイガイが生息する海域ならどこでも採集できるわけではなく、潮の流れや海底の地形など一定の条件を満たす場所でしか拾えません。
縄文人たちは、経験的に漂着物がよく集まる海岸を心得ていて、こういった場所をみつけては貝輪の材料を得ていたにちがいありません。

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