貝輪教室3

更新日:2022年04月18日

縄文時代のブレスレット「貝輪」づくりにチャレンジ!

5 貝輪をつくろう 貝輪づくりの道具

木の棒のような先が丸くなっている鹿角ハンマーと灰色の楕円形の砥石、薄茶色の細長く丸みのある石ハンマーの写真

 貝輪のつくりかたはかんたんで、材料となる貝殻の真ん中に穴をあけ、自分の手首にはまる大きさになるまで穴を広げれば完成します。けれども、ベンケイガイの殻は厚く・硬いので、石やシカの角などを使っておおまかに穴をあけ、穴の周囲の凹凸や表面を砥石などで磨いて滑らかにして仕上げます。

6 貝輪づくりの手順

黄褐色のベンケイガイの貝殻が貝輪になっていく工程の写真と失敗して割れてしまった貝輪の写真
  1. 殻の内側から、石を使って殻頂部(殻の頂点・ちょうつがいの部分の裏)をたたいて取り除く。
  2. 殻の外側から、シカの角のハンマーを使って穴の周囲をたたき、穴を広げる。
    (注意)たたく力が強すぎたり、材料の貝殻にキズやひびなどがあると途中で割れてしまうので注意しましょう。作業は砂の上でやるのが一番。無駄な力がかかりません。材料の貝殻を拾った砂浜で作業するのが最も効率的です。
  3. シカの角でたたいても穴が広がらなくなったら、目の粗い砥石などで穴の周囲をすって広げる。
  4. 穴の周囲と表面を目の細かい砥石などで 磨いて仕上げる。
砂の上で右手で石ハンマーを持ち左手で貝殻を持って殻の内側をたたこうとしている写真と穴の空いた貝殻の写真
両手に軍手をはめて砂の上に穴の空いた貝殻を置きシカの角でたたいている写真

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