歴史博物館開館プレイベント「縄文の貝ブレスレット(貝輪)をつくろう」をおこないました

更新日:2022年04月18日

「縄文の貝ブレスレットをつくろう」チラシ画像

 埋蔵文化財調査センターでは、例年、夏休みに、鴨川の海に出かけ材料集めから体験する「縄文の貝アクセサリーづくり」、貝輪(かいわ)や勾玉(まがたま)、泥めんこなどをつくる「ものづくり体験」を実施してきました。ここ最近は、コロナ禍や荒天の影響で中止しており、今夏もコロナ禍に加え、会場としていた埋蔵文化財調査センターが博物館建設工事の関係で使用できず、実施を検討してきました。
 今回、中央図書館との共催で、同館の講座室を会場に、上記イベントとして久しぶりの開催となりましたので、その様子をお知らせします。

ブルーのシートが敷かれそこに複数の親子が座り前にスクリーンがありその横でブレスレットの作り方を説明している人がいる会場の様子の写真

「貝輪」って何?

 令和3年7月28日水曜日、午前・午後の部に分け、小学生親子対象に「貝輪づくり」体験講座をおこないました。当日参加者は16組、子ども23名・大人16名の総勢39名でした。小学1年生から6年生の親子などが、夏休み最初のひと時を、市原の縄文人に想いを馳せながら過ごしました。

 会場には、現在の貝で復元した様々なかたちをした、色とりどりの貝輪を展示、その中で「ベンケイガイ」がいかに魅力的な素材だったのか、南房総鴨川の海岸に貝が打ち上がる様子を記録した映像などを視聴しながら学びました。

男性が貝を持ち貝輪の比較を映像での説明をしている写真

種類の違う貝輪の比較

現生貝を使った貝輪複製品が机の上に展示されている写真

現生貝を使った貝輪複製品

ブルーのシートの上に複数の親子が座り石や鹿角を使った貝輪の作り方のレクチャーを受けている写真

石や鹿角を使った貝輪の作り方を学ぶ

ブルーのシートに座り複数の親子が貝を割り、穴を広げる作業をしている写真

貝を割り、穴を広げる作業

 レクチャーのあとはいよいよ実技、石やシカの角など縄文人が使っていたのと同じ道具と方法で、貝輪づくりにチャレンジしました。作り方のコツをしっかり教わったので、最後は全員、見事な貝輪に完成させることができました。

緑の貝輪づくりとと書かれたのぼりがあり、子どもたちが二列に並び前列の一人の男の子が貝輪づくりというプレートを持っている集合写真

 引率の保護者の方々にも参加していただき、その魅力を存分に味わってもらいました。皆さん、親子一緒に行う貝輪づくりを、十分楽しんでいただけたようです。
 この続きは、是非、来秋開館予定の歴史博物館、体験館にて。お待ちしています!

青い空の下に白い階段に続き茶色の建物が建っている市原歴史博物館の外観の写真

この記事に関するお問い合わせ先

市原歴史博物館

〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地

電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133

メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp

開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始