宝篋印塔(上細工田)
宝篋印塔(ほうきょういんとう)

出土地
上細工田遺跡(かみせえくだ)
遺跡所在地
能満(のうまん)
遺構
不明
時代
14世紀前葉
解説
「宝篋印塔」という供養塔の笠の部分で、伊豆石と呼ばれる安山岩で造られた中型塔と小型塔です。溝の覆土上面にいっしょに投棄されていました。
中型塔は南北朝期の製品ですが、小型塔が戦国期なので、投棄されたのはそれ以降ということになります。前者はタガネ状工具で故意に破壊されていますので、この塔に込められた供養対象の否定行為だった可能性があります。
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休所日:土曜日・日曜日・祝日
更新日:2022年04月18日