4次注口土器(加曽利B)
注口土器(ちゅうこうどき)


調査次
4次
出土遺構
西側斜面貝層
型式
加曽利B式
解説
口径は3.0センチメートルと非常に狭い。器面は黒褐色で、全体によく磨かれている。把手部と注口部を欠く。底面には網代痕が認められるが、底面周囲は使用による磨滅が著しい。文様は、3条の沈線による曲線を基調としたものである。この土器は、注口の取り付け部付近で器体が水平方向上下に分離する。この部分の破断面は輪積みの痕跡と一致するが、分割は偶然でなく意図的に行われた可能性もあり、この場合、注口土器としての機能を失った後、壺形の蓋付き容器として使用された可能性がある。
詳細
口径3.0センチメートル、器高11.1センチメートル、底径7.5センチメートル。
文献
『市原市西広貝塚III』 市原市埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書第2集 2007年
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更新日:2022年04月18日