釜神遺跡(弥生)

更新日:2022年04月18日

弥生時代中期〜終末期

釜神遺跡 かまかみ

釜神遺跡全体の上空からの写真
釜神遺跡の中にある塚の正面の写真

 釜神遺跡は弥生時代中期〜終末期に養老川左岸の台地上に展開する集落遺跡です。竪穴住居跡は各時期の合計で257棟あり、ほかに方形周溝墓も検出されています。なお、調査区中心にある墳丘は、後世に方墳が塚に改変されたものです。
 弥生時代の遺構はほとんどが竪穴住居跡ですが、方形周溝墓には弥生時代終末期のものが含まれる可能性があります。竪穴住居跡の一つからは指輪状の青銅製品が出土しています。
 遺跡は現在、市農業センターとなっており、塚が保存・整備されています。国道297号バイパス沿いの、道の駅「あずの里いちはら」のすぐ近くにあります。

『釜神遺跡』 財団法人市原市文化財センター 2002年

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