土宇遺跡(弥生)

更新日:2022年04月18日

弥生時代後期〜終末期

土宇遺跡 ちちゅう

土宇遺跡の115号から出土した手焙形土器の図

No.100地点115号竪穴出土土器(弥生時代終末期)(日本文化財研究所1979年より)

 養老川右岸にある台地上で確認された集落遺跡です。弥生時代後期以降の竪穴住居跡は85棟あり、終末期の一棟115号からは完形の手焙形土器(てあぶりがたどき)が出土しています。
 土宇遺跡からは弥生土器が多く出土していますが、終末期には台付甕が目立ち、在地伝統の平底の土器とは異なる様相を示すようになります。その時期に地域性に影響を与える変化が生じたのでしょう。

『土宇』 日本文化財研究所 1979年

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