大和田須恵器窯跡
古墳時代終末期
大和田須恵器窯跡 おおわだすえきよう

現在の高滝ダムの北側に位置する、大和田遺跡の発掘調査で発見された須恵器の窯跡です。窯跡から出土した製品は、須恵器といっても黄褐色・灰色をしており、また、形も端正とはいえないものでした。このため、ほかの須恵器と比べて年代を考えるのは難しいですが、杯の形などからおおむね7世紀前半のものと推定できます。
このような特徴を持つ須恵器が他の遺跡から出土した事例は今のところ未確認です。まさかとは思いますが、できが悪くて流通させられなかったのでしょうか。
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更新日:2022年04月18日