平野馬頭塚
江戸時代から(延宝・元禄期から)
平野馬頭塚 ひらのばとうづか

平野馬頭塚の調査風景(北西から)
塚は、養老川上流域左岸の丘陵上、標高155メートル前後の高い場所にあります。
現在も篤い信仰を集める出羽三山信仰にもとづいて築かれました。
平成22年に発掘調査を行い、寛永通寶多数、銅鏡、数珠玉などを発見しています。
出土銭が古寛永と新寛永の文銭のみで構成されることから、おおむね延宝から元禄前半期に築かれたものと考えられています。
塚を築くさいには、地鎮祭祀を行い、土を盛りながら撒き銭なども行っていたことがわかりました。
幕末には馬頭観音を祀る馬頭塚として、新たな役割を担うことになりました。
市原市埋蔵文化財調査センター 2011年 『市原市平野馬頭塚』 市原市埋蔵文化財調査センター調査報告書第20集 有限会社丸和建材社・市原市教育委員会
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更新日:2022年04月18日