今富新山遺跡(旧石器)

更新日:2022年04月18日

旧石器時代

今富新山遺跡 いまどみしんやま

林の木々と生い茂る草

写真はイメージ画像です。

 今富新山遺跡は市原サービスエリアから北(千葉市側)に約1キロメートルの位置にあり、東関東自動車道建設のため調査されました。遺跡は姉崎台地北側(海岸側)にあり、ローム層中の遺物集中地点は5か所、449点のナイフ形石器、角錐状石器、磨石と、焼け礫等が出土しました。これらの石器群は武蔵野台地層位の第4層下部と同様ですから、約2万年前と推測されます。また石器を製作したであろう石器素材の石核が22点と割合が高いから、多くの石器を少量の母岩から製作していると考えられます。
 立川ローム層相当の第1黒色帯上部から、その上層のハードローム下部に遺物は集中しており、層位から5地点が同一時期と推定されています。石器のほかに焼けた礫が227点出土し、礫群として理解されます。石器素材や道具を製作し、そこで火を使用してキャンプをしたと考えられます。
キャンプサイトは南北の細長い台地上標高35メートル付近にあり、北、東、西方向に眺望が良く、狩猟活動に優れた見張り場的立地です。当遺跡から南南西約3キロメートルの館山道東脇に、2006年調査の豊成百目木遺跡があり、同時期の石器群が出土しています。

『東関東自動車道(千葉・富津線)埋蔵文化財調査報告書4』 財団法人千葉県文化財センター 1999
『豊成百目木遺跡』 市原市教育委員会 2007

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