潤井戸天王台古墳群

更新日:2022年04月18日

古墳時代前期〜後期

潤井戸天王台古墳群 うるいどてんのうだいこふんぐん

潤井戸天王台古墳群の全体の上空写真
一部が欠けている乳文鏡の写真

 京成ちはら台駅から草刈西広線で村田川を越えて神崎川と平行に南下すると、目の前に高台が迫ってくる地点で道路は大きく左に曲がります。古墳群はこの高台(市原市潤井戸字天王台2270-7ほか)の標高22メートル〜35メートルにかけて位置します。これまで計29基の古墳(直径10メートル〜25メートル)が南北方向に650メートル程の範囲に集中して確認されています。ほとんどが円墳と考えられていましたが、平成9年に道路建設に先駆けてその一部が調査され、前期の方墳2基(1基は前方後円墳の可能性もある)と円墳1基、後期の円墳3基が確認されました。古墳の保存状態は、近世の塚に改変されていた1基のほかは良好で、29号墳からは、乳文鏡・勾玉・直刀・管玉・ガラス玉・耳環など多くの副葬品が出土しています。乳文鏡は中国の鏡を手本にして日本で作られたもので、6世紀の古墳から出土することが多い鏡です。

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