八幡御墓堂遺跡
戦国時代以降
八幡御墓堂遺跡 やわたみはかどう

八幡の海岸平野にあります。遺跡自体はほとんど溝しか発見されていませんが、戦国時代の陶磁器が多く流入していましたので、付近に集落が存在した裏付けになりました。遺物は時期幅がありますが、15世紀後葉のものが多いようです。
八幡は房総往還が通る湊町で、近世から継立場として発展してきました。飯香岡八幡宮には戦国期の建物が現存し、一帯にもそのころの石造物が多く見られるため、町場のルーツは少なくとも15世紀まで遡る可能性が高くなりました。
『市原市文化財センター研究紀要V』 2005年
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更新日:2022年04月18日