椎津中台遺跡(奈良・平安)
奈良時代後半〜平安時代前期
椎津中台遺跡 しいずなかだい

東京湾に向かう小谷に面した台地上にあります。市原市・袖ヶ浦市の境界に接するので、古代においても海上・望陀郡の境界であったと思われ、郡境の集落として貴重な資料です。
調査の結果、奈良・平安時代の竪穴建物跡18軒や掘立柱建物跡10棟などが発見されました。出土遺物は日常の生活雑器が主ですが、帯金具や鉄鏃なども見られます。大型の碗型滓が出土したことから、近隣で製鉄が行われていた可能性が高く、注目されます。
『市原市文化財センター年報』平成10年度 2001年
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更新日:2022年04月18日