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更新日:2022年04月18日

「歴史をつなぐ、人をつなぐ」博物館

近年の人口減少や少子高齢化などの社会構造の変化により、歴史遺産を支えてきた地域社会の衰退や、継承するための担い手不足などの問題が生じています。
市原市では、こうした課題に取り組むため、平成29年度に「いちはら歴史のミュージアム事業基本計画」を策定し、「歴史をつなぐ、人をつなぐ」を基本理念に、市民協働による歴史遺産を核とした取組を継続的に行うとともに、歴史遺産の価値と魅力をわかりやすく伝え、活動と交流の拠点となる博物館施設の整備を進めています。
令和3年3月に竣工した博物館は、建物内の空気環境を安定させるため、二夏の「枯らし期間」に入っており、令和4年秋の開館を予定しています。

「いちはらの至宝」が集結

悠久の歴史を積み重ねてきた「いちはら」の地には、先人たちによって培われてきた文化の象徴として、貴重な歴史遺産が数多く残されています。
「(仮称)市原歴史博物館」には、国産最古の有銘鉄剣として名高い稲荷台1号墳出土「王賜」銘鉄剣をはじめ、山倉1号墳出土人物埴輪群、能満上小貝塚出土イノシシ形土製品、荒久遺跡出土灰釉花文浄瓶など、公開が望まれてきた「いちはらの至宝」が常設展示品として集結します。

体験プログラムで歴史を実感

「歴史博物館」には、全天候型屋内体験学習施設となる「歴史体験館」を併設します。
発掘体験や古代住居体験、納屋風建物での民具体験のほか、勾玉づくりや貝輪づくりなど、さまざまな体験プログラムを行うため、令和3年秋から令和4年夏までの予定で、施設内部の展示制作を進めています。
「見る」に加えて「参加する・体験する」ことで、歴史文化への理解を深め、長く記憶に残る学びを実現します。

市全域が歴史の舞台「I’Museum(アイミュージアム)」

市民協働による歴史遺産を核とした取組み全体の愛称を「I’Museum(アイミュージアム)」とし、博物館を「I’Museum Center(アイミュージアム センター)」、史跡などの歴史遺産が広がる市内各地域を「I’Museum Field(アイミュージアム フィールド)」としました。
市内全域がフィールドミュージアム(屋根のない博物館)で、史跡や建造物、道標など、地域に点在する歴史遺産はフィールド展示(屋外展示)です。
身近に存在する歴史遺産の価値を知ってもらうため、令和2年度から令和6年度までの予定で、毎年4地区、合計20地区の見学コースを設定し、博物館と共通デザインの現地案内サインを設置するとともにイラストマップの整備を進めています。

「私の」「私たちの」歴史博物館を目指して

「市民を、主人公に。」をコンセプトに、「市原」の頭文字、そして「私」という意味を持つ「I」に「Museum」を合わせた「I’Museum」。私たちの活動は、まだまだ始まったばかりです。
「まもり、つたえ、まなび、たのしむ」をスローガンとする博物館活動を推進するため、皆様からのご支援をお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

市原歴史博物館

〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地

電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133

メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp

開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始