市民協働・連携事業(体験館検討会)
歴史文化を深く理解するため、これからの博物館活動には、体験学習を積極的に取り入れることが求められています。
隣接する市原市屋内ゲートボール場をリノベーションし、博物館と一体となる全天候型体験学習施設として活用するため、体験学習メニューの検討会や講習会を行うことにしました。
検討に当たっては、市民との協働により行うことで、参加意識を高めるとともに、運営ボランティアの人材育成を図ります。

体験館検討会の様子

体験館整備予定施設の視察
第7回「体験館検討会」
市立京葉小学校の協力により、3年生を対象とした「海苔つくり体験」の実施状況を視察しました。
地元出津・玉前地区の元海苔漁師さんの指導のもと、毎年2月初旬に行われている恒例行事です。
以前は、臨海部の数校で行われていた「海苔つくり体験」ですが、現在も実施しているのは京葉小学校のみとなってしまいました。
今年は、度重なる台風や暖冬の影響で生海苔の価格が高騰し、学校からは存続を危ぶむ声が寄せられました。
この冬一番の冷え込みのなかでしたが、児童たちは貴重な体験に目を輝かせていました。
地域に残る伝統・技術・記憶を絶やさないため、博物館として何ができるのかを考えさせられる一日になりました。
開催日時
令和2年2月6日(海苔の日・木曜日)午前8時30分から正午まで
会場
市原市立京葉小学校
参加人数
13人(市民11人・市職員2人)
内容
- 海苔づくりの手順・注意点について
- 生海苔の入手方法について
- ボランティアの配置について
- 道具類の設置について
- 時間配分について

海苔切り体験

海苔すき体験

海苔乾(ほ)し体験

検討会メンバーも飛入り参加

苦戦する検討会メンバー

ボランティアの皆さんと記念撮影
第6回「体験館検討会」
開催日時
令和元年12月20日(金曜日)午前10時00分から正午まで
会場
国分寺公民館会議室1
参加人数
11人(市民8人・市職員3人)
内容
- 袖ケ浦市郷土博物館での体験学習見学について意見交換
- 次回体験学習見学について
市立京葉小学校の協力により、元海苔漁師の指導のもと毎年2月初旬に行われている「海苔すき体験」を視察します。
体験館検討会メンバーで「いちはら市民特派員」の藤野さんが、検討会の様子を「facebook」に投稿しています。
第5回「体験館検討会」(体験学習見学会)
袖ケ浦市郷土博物館にご協力いただき、小学3年生を対象とした「昔のくらし体験」の実施状況に関する視察を行いました。
当日は、袖ケ浦市立長浦小学校の児童(3クラス/約100名)が7種類の体験学習メニューに参加し、目を輝かせた子どもたちの様子に、体験会検討会のメンバーも強い刺激を受けました。
視察日時
令和元年11月12日(火曜日)午前9時20分から午後2時20分まで
視察場所
袖ケ浦市郷土博物館
参加人数
12人(市民9人・市職員3人)
視察内容
- 体験学習メニューの種類について
- 職員・ボランティアスタッフの配置について
- 参加者の人数配分について
- 各体験学習メニューの会場(スペース等)について
- 各体験学習メニューの時間配分について
- けが・やけど等の対策について
袖ケ浦市郷土博物館の体験学習メニュー
- 少し昔(昭和40年代)の生活道具体験
- 洗濯体験
- 灯りの歴史体験
- 野良着試着体験
- 炭火アイロン体験
- 石臼挽き体験(煎り大豆→きな粉)
- 七輪で餅焼き体験(きな粉餅)
(注釈)1~3は博物館内、4~7は旧進藤家住宅内で実施

少し昔の生活道具体験

洗濯体験

野良着の試着体験

炭火アイロン体験

石臼挽き体験

七輪で餅焼き体験
第4回「体験館検討会」
開催日時
令和元年9月26日(木曜日)午前10時00分から正午まで
会場
市原市埋蔵文化財調査センター会議室
参加人数
13名(市民等10名・市職員3名)
内容
- 体験学習メニューについて
- 教材用貸出資料の運用について
- 意見交換
第3回「体験館検討会」
開催日時
令和元年8月25日(木曜日)午前10時00分から正午まで
会場
市原市埋蔵文化財調査センター会議室
参加人数
13名(市民等11名・市職員2名)
内容
- 体験館整備スケジュールについて
- 体験学習メニューについて
- 教材用貸出資料について
- 意見交換
第2回「体験館検討会」
開催日時
令和元年7月25日(木曜日)午前10時00分から正午まで
会場
市原市埋蔵文化財調査センター会議室
参加人数
14名(市民等11名・市職員3名)
内容
- 体験館の概要について
- 体験館の整備案について
- 意見交換
第1回「体験館検討会」
開催日時
令和元年6月26日(水曜日)午前10時00分から正午まで
会場
市原市埋蔵文化財調査センター会議室
参加人数
15名(市民等13名・市職員2名)
内容
- いちはら歴史のミュージアム事業について(フィールドミュージアム検討会と合同)
- 体験館の整備について
- 小学校教員からの体験要望について~アンケート結果から~
- 他館の体験メニューについて
この記事に関するお問い合わせ先
市原歴史博物館
〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133
メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp
開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
更新日:2022年04月18日