🏢常設展示-構成と見どころー🏢

更新日:2024年02月28日

2024年2月24日 更新しました!

常設展示の構成

市原市の各時代の歴史は、東京湾と養老川との地理的・風土的関わりが密接にみられることから、「東京湾と養老川が織りなす市原の歴史への旅」を基本テーマとし、各展示へとつながる構成となっています。常設展示では、6つの基本テーマのもと、定期的に展示替えを行いながら構成します。

6つのテーマ

縄文時代の展示の様子

A:自然環境への適応(旧石器~縄文時代)
氷期が終わり温暖な気候になると、移動生活をしていた人々は、山海の幸に恵まれたこの地で定住生活を始めました。

弥生時代展示の様子

B:フサの原像(弥生~古墳時代)
農作業を指揮し、水利を手にしたリーダーは権力者となり、地域の豪族として王権と結びつき、次々と古墳を築きました。

古代中世の展示の様子

C:国府は市原郡にあり(古代・中世)
上総国市原郡には国府と国分寺が置かれ、のちの武士たちもこの地で活躍し、政治文化の中心であり続けました。

江戸時代の展示の様子

D:民衆のちから(近世)
180以上もの村で人びとが暮らし、様々な交流と多くの物資が行き交い、文化や信仰が育まれました。

近現代の展示の様子

E:農・漁村から工業都市へ(近代~現代)
明治維新によって幕を開けた近代、そして臨海工業地帯の建設により、いちはらの人びとを取り巻く環境が大きく変貌しました。

民俗の展示の様子

F:くらしの姿と生活道具(民俗)
 いちはらの大地に息づく人びとの営みや海や里山の暮らしを支えた道具たちから、昔の知恵を学びます。

見どころ

王賜銘鉄剣の展示スペース

「王賜」銘鉄剣の展示
5世紀に造られた「稲荷台1号墳(山田橋)」から出土した実物の鉄剣を展示します。鉄剣は長さ約73cmほどに復元でき、剣の持ち手寄りの部分に、「王賜」ではじまる銀象眼の銘文が発見されました。当時のヤマト王権の大王が古墳の被葬者に鉄剣を授けたことを表現したものと考えられます。また、古墳から出土した銘文入り刀剣は全国でも数例しかなく、非常に貴重です。本館ではこの鉄剣を360度じっくり観察することができます。合わせて、鉄剣の意義や王が誰なのかをご紹介します。

五大船舵の展示の様子

五大力船の舵
「五大力船」は、江戸時代から昭和初期まで江戸東京との間で活躍した海川両用の貨客船です。船の長さは最大20mに及び、舵も3.5mもあり迫力があります。五大力船の舵としては現存する唯一の資料で、とても貴重です。

この記事に関するお問い合わせ先

市原歴史博物館

〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地

電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133

メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp

開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始