【令和8年1月24日~2月23日】季節の展示「初午」開催!
初午(はつうま)とは、毎年2月の最初の午(うま)の日に行われる、日本の伝統的な年中行事です。初午の起源は、『山城国風土記』逸文に和銅4年(711)2月の最初の午の日に、稲荷大神が京都伏見稲荷大社の稲荷山に鎮座したことに由来します。この日、全国の稲荷神社にて豊作や商売繁盛を祈願する祭りが行われ、地域によってさまざまな風習や催しが見られます。
市原市の中でも今津朝山から椎津にかけての東京湾沿岸部では、昔から各地の稲荷神社を中心に「初午講」が行われていました。JR姉ケ崎駅から南に徒歩15分ほどの、袖ケ浦市のとの境に位置する椎津地区では、毎年1月中旬に駒ケ崎地区と南町地区で初午行事が行われており、鎮守である八坂神社宮司の祈祷により、五穀豊穣や家内安全、商売繁盛などを祈願しています。
今回の展示では、同じく椎津の仲町地区の「初午講」を紹介しています。八坂神社を中心とする仲町地区は、海岸部の埋め立て以前に漁業組合があり、船大工や漁師たちなど海に関わる人々が多く、商売繁盛や豊漁、五穀豊穣を祈る「初午講」は、とても賑やかに行われていたといいます。しかし生活様式が変化する中、平成30年を最後に途絶えてしまいました。
当館に新たに寄贈された椎津仲町地区の「初午講」の資料をもとに、その歴史や風習を紹介します。かつての人々はどのように豊作や豊漁、商売繁盛を祈っていたのでしょうか。
展示風景
▼会期
令和8年1月24日(土曜日)から2月23日(月曜日・祝日)まで
▼会場
市原歴史博物館エントランスホール(通史展示パネル前)
▼料金
無料 ※ただし、常設展示を観覧する場合は、別途観覧料(一般個人300円、高校生個人200円)がかかります
▼ミュージアムトーク
◎担当学芸員による特別解説会
2月1日(日曜日)11時45分~、14時45分~
◎職員又はミュージアムサポーターによる展示解説会
毎週土曜日11:30~(30分程度)
(実施日:1月24日、1月31日、2月7日、2月14日、2月21日)
▼展示の見どころ・主要展示資料
展示では、「初午講」で毎年宿となる家に立てるのぼりや、神前幕、江戸時代中期から続く記録類などを紹介します。中でも宝暦3年(1753)の『初午講中』という帳面は、市内最古の初午講の出納帳であり、今回の目玉資料です。また明治以降の記録には、行事にあたって、何をどのくらい買ったかが記されていることから、当時の人々が神前に何を供えて、何を食べたのかを具体的に知ることができる貴重な資料です。ちなみに、稲荷につきものの「油揚げ」のお供えは、明治24年(1909)に初めて登場しています。
毎週土曜日の解説会では、より詳しい解説が聞けますので、ぜひ歴史博物館にお越しください。

『初午講中』宝暦3年(1753)2月吉日
神前幕「椎仲初午講」昭和44年1月吉日
この記事に関するお問い合わせ先
市原歴史博物館
〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133
メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp
開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始


更新日:2026年02月01日