CG-02 島穴神社

更新日:2022年04月25日

正月飾りと島穴神社の社殿

延喜式神名帳に記載される古社で、同じ式内社の姉埼神社と関係が深く、かつては神輿が両社を行き来しました。もとはJR内房線北側の小さな森付近にあり、天長3年(826)に現在地に遷座したと伝わります。戦国大名北条氏の兵火ですべて焼失したとされ、本殿は天明年間、拝殿は嘉永年間の再建です。拝殿に掛かる扁額は、寛政の改革で知られる松平定信の筆によるものです。

島穴神社の扁額

扁額の裏面に「文政六年十一月廿八日 左少将源定信書」とあり、文政6年(1823)11月28日、松平定信が自筆の扁額「嶌穴神社」を奉納したことが分かります。