深鉢形土器(大山台)
深鉢形土器(ふかばちがたどき)

出土地
大山台遺跡(おおやまだい)
遺跡所在地
山田橋(やまだばし)
時代
縄文時代早期後葉
遺構
31号炉穴
解説
高さ32センチメートル、口径24センチメートルの丸底深鉢です。内・外面全体を貝殻でナデ仕上げしたため、条痕文が入っています。口縁部には深い刻みが廻っています。
このころの住居には炉がなく、野外に炉穴と呼ばれる炊事施設を設けていました。この土器も炉穴の中から発見されています。土器の上半分には吹きこぼれの痕で黒くなっています。どのようなものを煮炊きしていたのでしょうか。食事は家屋の中まで運んだのでしょうか。よく観察してみれば、当時のくらしが見えてくるかもしれません。
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
市原市埋蔵文化財調査センター
〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9000
ファックス:0436-42-0133
メール:bunkazai-center@city.ichihara.lg.jp
休所日:土曜日・日曜日・祝日
更新日:2022年04月18日