銅印「刑房私印」

更新日:2022年04月18日

銅印「刑房私印」(どういん「けいぼうしいん」)

ピンク色のマットの上に置かれた押す面が四角い銅製の印の写真
上にある銅製印の紙に接する部分を黒く色付けしたものの画像

出土地

犬成(いぬなり)

遺跡所在地

冬込野遺跡近隣(表採資料)

時代

平安

解説

 犬成在住の方が、2001年春に畑で発見されたものです。県内で5例目、市原市内では初めての例です。遺存状態は良好です。
 形は縦34ミリメートル、横36ミリメートルで、一寸一分四方ぐらいにあたります。
 印面には、楷書体で「刑房」、くずした字体で「私印」の4文字があります。
 左の図は、印面の実測図を反転したものです。
 印文の「刑房」は持ち主の名前を表しており、「刑」部(おさかべ)「房」(ふさ?)を意味する可能性が考えられます。

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