中高根南原遺跡(縄文)

更新日:2022年04月27日

縄文時代草創期

中高根南原遺跡 なかたかねみなみはら

15種の大きさを比較したの隆起線文土器のモノクロの写真

 遺跡は,中高根の八幡カントリークラブの隣にあります。標高80メートルほどの台地の縁辺部を調査したところ,「隆起線文土器」と呼ばれるめずらしい土器の破片がたくさんみつかりました。いまから1万2千年ほど前の縄文時代のはじめころの土器です。狩猟具(木葉形尖頭器・有舌尖頭器・石鏃)や,加工用具(彫器,石錐),伐採具(石斧)として使われた石器も見つかっており,この時期の生活を知る上で,県内でも有数の充実した資料といえます。

図出典

大塚達朗・小川静夫・田村隆「市原市南原遺跡第2次調査抄報」『伊知波良』4

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

市原市埋蔵文化財調査センター

〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地

電話:0436-41-9000
ファックス:0436-42-0133

メール:bunkazai-center@city.ichihara.lg.jp
休所日:土曜日・日曜日・祝日