中高根南原遺跡(縄文)
縄文時代草創期
中高根南原遺跡 なかたかねみなみはら

遺跡は,中高根の八幡カントリークラブの隣にあります。標高80メートルほどの台地の縁辺部を調査したところ,「隆起線文土器」と呼ばれるめずらしい土器の破片がたくさんみつかりました。いまから1万2千年ほど前の縄文時代のはじめころの土器です。狩猟具(木葉形尖頭器・有舌尖頭器・石鏃)や,加工用具(彫器,石錐),伐採具(石斧)として使われた石器も見つかっており,この時期の生活を知る上で,県内でも有数の充実した資料といえます。
図出典
大塚達朗・小川静夫・田村隆「市原市南原遺跡第2次調査抄報」『伊知波良』4
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更新日:2022年04月27日