菅原孝標の女の更級いちはら紀行 姉崎神社の路5
釈迦山古墳を訪ねる
姉崎神社の境内に接した山中には、大型前方後円墳の釈迦山古墳(しゃかやまこふん)があります。
墳丘は後世にかなり削られていますが、長さ90メートル以上の墳丘規模を誇ったものと考えられています。
平成7年(1995年)に財団法人千葉県文化財センターが一部を発掘調査しました。
その結果、粘土槨の埋葬施設などが確認され、畿内系と思われる土器片などの特徴から、4世紀後半に築かれたものと推測されています。

(菅原孝標の女)これが釈迦山古墳ですか。
すごい山ですね。
(なるみ)巨大な前方後円墳で、造られたときは長さ90メートル以上あったそうよ。
(菅原孝標の女)いつごろ造られたのかしら。
(なるみ)県文化財センターが一部を調査していてね、発見された土器などから、4世紀後半ころと考えられているそうよ。
(菅原孝標の女)今から数えて、だいたい1630年くらい昔でしょうか。
姉崎古墳群のなかではけっこう古いグループなのよね。
(なるみ)姉崎古墳群の古墳はね、古墳の出現期から古墳時代前期までは、台地の上に造られ続けたわけ。
それが古墳時代中期になると、海岸平野に降りて来ちゃうの。
(菅原孝標の女)このまえ見学した二子塚古墳とか。
(なるみ)そう。そして古墳時代後期になると、再び台地上に登ってくるのだけれど、前回のグループよりも奥地に引っ込むようね。
(菅原孝標の女)釈迦山古墳は、平野に降りる前の例なのですね。
(なるみ)そんな感じ。100メートル級の規模から言っても、築造当時の主墳と考えて良いと思うわ。
(菅原孝標の女)密林に埋もれた歴史遺産ですね。
(なるみ)今は野鳥の宝庫です。

(菅原孝標の女・なるみ)次回は豊かな副葬品の発見で有名な、山王山古墳の跡地を訪れたいと思います。ぜひご一緒くださいね
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更新日:2022年04月18日