渥美産片口鉢(姉崎宮山)
渥美産片口鉢(あつみさんかたくちばち)

出土地
姉崎宮山遺跡(あねさきみややま)
遺跡所在地
姉崎(あねさき)
遺構
御社2号墳
時代
平安末期(12世紀)
解説
愛知県の渥美半島一帯で焼かれた釉薬を施さない陶器で、口径24.6センチメートル、底径12.4センチメートル、最大径26.0センチメートル、高さ12.4センチメートルあります。
全体に球状のフォルムで、低く安定した高台を貼り付けています。
平安時代末期の12世紀に流通したもので、内面が擦れていることから、ある程度の期間、実用に供されたようです。
昭和63年(1988年)、姉崎神社境内にある御社(ごしゃ)2号墳から、本品と常滑広口壺(3型式)・渥美産壺・カワラケが発見されました。
上記の壺2点は経の埋納容器と考えられており、本品も、いずれかの蓋に転用されたのでしょう。
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休所日:土曜日・日曜日・祝日
更新日:2022年04月18日