長平台遺跡（弥生）
弥生時代後期〜終末期
長平台遺跡 ちょうべいだい
長平台遺跡は国分寺台地区の西辺部にある弥生時代の集落遺跡です。弥生時代後期を中心とした84棟の竪穴住居跡が見つかっていて、弥生後期の方形周溝墓の一つからはガラス玉と円環形の銅釧が出土しています。
弥生時代終末期になると伊勢湾地方にルーツのある土器が目立つようになり、交流や移住の活発だったことがうかがえます。また、鉄剣とガラス玉を持つ人物の葬られる大きめの墓も見つかっています。ちょうど権力者が成長したとされる古墳時代の前夜に、このような現象が見られることは大変興味深いことです。
『市原市長平台遺跡』財団法人市原市文化財センター2006年
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更新日：2022年04月18日