2024年6月のイベント・展示情報まとめ
博物館瓦版(2024年6月版)
6月のイベントや展示内容がまとまっています。詳細は、下記も併せて御参照ください。

2024年6月チラシ(表面)

2024年6月チラシ(裏面)
展示情報
新指定文化財特別展示「いい壺 あります」
国分寺台の一角に位置する「御林跡遺跡」(現在の惣社三丁目、根田一丁目周辺)から発掘調査でみつかった短頸壺と椀を、令和6年3月28日付で「御林跡遺跡103号遺構出土蔵骨器(短頸壺・ 椀)」として市原市指定文化財に指定しました。これを記念して、市原歴史博物館で特別に展示します。
また、展示に合わせて、特別体験と展示解説会を実施します。
特別体験・展示解説会等の情報は、こちらも併せて御確認ください

会期
令和6年6月1日(土曜日)から令和6年6月30日(日曜日)まで
会場
市原歴史博物館常設展示室内
料金
常設展示観覧料(一般300円、高校生200円、中学生以下無料)
有料観覧者が20名以上の場合、団体料金適応(各100円引)
展示物紹介
「御林跡遺跡103号遺構出土蔵骨器(短頸壺・ 椀)」は、現在の愛知県にあった「猿投窯跡群」とよばれる古窯跡群で焼かれた優品です。
「猿投窯跡群」の操業は、現在確認されている最古の窯跡が東山111号窯跡とされており、これよりも1段階古い須恵器窯跡が存在するとされています。いずれにせよ5世紀の早い段階、現在の大阪府にあった「陶邑窯跡群」の操業にやや遅れて、操業が開始されたようです。
その後、断夫山古墳をはじめとする近隣の古墳や集落だけではなく、東海地方一帯や遠く関東まで、この「猿投窯跡群」で焼かれた須恵器や陶器が、一大ブランドとして流通しました。
今回指定された2点とも灰釉陶器です。椀は、製作技法や特徴などから、黒笹14号窯式であるとされ、概ね9世紀初頭から9世紀前半(800年前後から850年前後)の年代観が、短頸壺は、胴がやや長くなる特徴から椀よりも少し新しい9世紀中頃前後の年代観が示されています。
当時高級品であった灰釉陶器を蔵骨器として使用しており、高貴な人物(例えば、国府の役人や、国分寺の僧侶など)を埋葬する際に用いられたと考えられます。
リンク
季節の展示「七夕とマコモ馬」
市原市内では、七夕行事を8月7日に行う地域が多くあり、「マコモ」と呼ばれる、水辺やその周辺に生える植物で「馬」を作りました。今ではすっかり見られなくなりましたが、昔の風習を伝える貴重な資料として、マコモ馬作りを伝承した姉崎を知る会のメンバーによるマコモ馬も合わせて展示します。

会期
令和6年6月29日(土曜日)から令和6年7月21日(日曜日)
会場
市原歴史博物館エントランス
料金
無料(常設展示を観覧される場合、観覧料が別途必要です)
展示物紹介
『故郷姉崎町年中行事(二)』「七月七日払暁 ハイ馬ハイ馬之遊戯」
マコモ馬(藤田庄平氏製作)
マコモ馬(姉崎を知る会製作)など
リンク
講座・講演・解説会等
いちはら郷土学習講座
第3回いちはら郷土学習講座
テーマ
「博物館の多様な形態と活動」
実施日
令和6年6月8日(土曜日)
受付時間
当日先着順で、午前9時30分より受付開始
開催時間
午前10時から11時30分まで
人数
最大50人まで
その他お知らせ
- 講座参加は無料ですが、展示を観覧する場合は観覧券が必要です。
- 観覧券を購入される場合は、博物館受付でお願いいたします。
リンク
新指定文化財特別展示解説会
新指定文化財である「御林跡遺跡103号遺構出土蔵骨器(短頸壺・ 椀)」について、特別展示解説会を実施します。

実施日
令和6年6月29日(土曜日)、6月30日(日曜日)
開催時間
(午前)11時~(午後)14時~
各回30分程度を見込んでいます
受付時間
開始時間までに、博物館エントランスに集合
その他
- 展示を観覧するため、一般及び高校生は観覧券が必要です。
体験講座
特別体験
伝統技術ワークショップ
歴史体験館の館内には、大工や左官の伝統技術を使った納屋風建物を再現展示しています。今回は土壁をつくる左官技術を直接職人たちから教わり、土壁を塗るワークショップを開催します。土壁の解説や道具の説明、左官の鏝(こて)の扱い方などを学びましょう。


実施日
令和6年6月22日(土曜日)
受付時間
当日先着順で、午前は9時から、午後は12時から受付開始
体験開始時間
(午前)10時~(午後)14時~
体験時間は、各回1時間30分程度を見込んでいます
体験人数
各回10組まで(30名程度)
その他お知らせ
- 体験費用は無料ですが、一般又は高校生が体験又は付き添う場合、観覧券が必要です。
- 当日は、その他の有料体験や無料体験はありません。
【令和6年6月22日終了】伝統技術ワークショップ 土壁塗り体験
粘土でつくろう! 古代瓦ストラップ
上総国分寺で使用されていた、屋根の縁を飾る瓦の模様のキーホルダーを作る特別体験イベントです。この模様は、平城宮の瓦を手本として製作されています。


上総国分寺軒瓦
実施日
令和6年6月29日(土曜日)、6月30日(日曜日)
受付時間
当日先着順で、午前は9時から、午後は12時から受付開始
体験開始時間
(午前)9時30分、10時30分、11時30分
(午後)13時30分、14時30分、15時30分
体験時間は30分程度を見込んでいます
体験人数
各回先着5名まで
その他お知らせ
- 体験費用は無料ですが、一般及び高校生が体験又は付き添う場合、観覧券が必要です。
- 当日は、有料体験を午前は10時から、午後は13時30分より開催します。10時30分、13時30分から開始する回は、有料体験か特別体験どちらかにしか参加ができませんので、御注意ください。
通常体験
有料体験・無料体験ともに、一般又は高校生が体験又は付き添う場合、観覧券が必要です。
無料体験
火起こし体験
- 実施日:6/2 (日曜日)、6/15 (土曜日)
- 受付時間:(午前)9時、(午後)12時から受付開始
- 体験時間:(午前)11時15分~12時、(午後)15時~15時45分
- 体験費用:無料
- 受入人数:先着6組(最大24名)
発掘体験
- 実施日:6/9(日曜日)、6/23(日曜日)
- 受付時間:(午前)9時、(午後)12時から受付開始
- 体験時間:(午前)11時15分~12時、(午後)15時~15時45分
- 体験費用:無料
- 受入人数:先着6組(最大18名)
古代衣装体験
- 実施日:6/1(土曜日)、6/8(土曜日)、6/16(日曜日)
- 受付時間:(午前)9時、(午後)12時から受付開始
- 体験時間:(午前)11時15分~12時、(午後)15時~15時45分
- 体験費用:無料
- 受入人数:先着21名
古代衣装 種類・サイズ表(全部で21着) | |||
胡服 | 巫女服 | 貫頭衣 | |
110 | 1 | 1 | 4 |
120 | 1 | 1 | |
130 | 1 | 1 | 3 |
140 | 1 | 1 | |
160 | 2 | 2 | 2 |
計 | 6 | 6 | 9 |
有料体験
泥めんこづくり
- 実施日:6/2(日曜日)、6/15(土曜日)、6/23(日曜日)
- 受付時間:(午前)9時、(午後)12時から受付開始
- 体験時間:(午前)10時~11時、(午後)13時30分~14時30分
- 体験費用:200円
- 受入人数:先着7組(最大20名)


貝輪づくり
- 実施日:6/9(日曜日)、6/29(土曜日)
- 受付時間:(午前)9時、(午後)12時から受付開始
- 体験時間:(午前)10時~11時、(午後)13時30分~14時30分
- 体験費用:300円
- 受入人数:先着7組(最大20名)

勾玉づくり
- 実施日:6/1(土曜日)、6/8(土曜日)、6/16(日曜日)、6/30(日曜日)
- 受付時間:(午前)9時、(午後)12時から受付開始
- 体験時間:(午前)10時~11時、(午後)13時30分~14時30分
- 体験費用:500円
- 受入人数:先着7組(最大20名)

この記事に関するお問い合わせ先
市原歴史博物館
〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9344
ファックス:0436-42-0133
メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp
開館時間:9時00分~17時00分
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
更新日:2024年06月19日