常滑大甕(山倉古墳群)
常滑大甕(とこなめおおがめ)

出土地
山倉古墳群(やまくら)
遺跡所在地
西広(さいひろ)
遺構
1号土壙墓
時代
12世紀末〜13世紀初頭
解説
第4型式の大甕です。2種類の格子目を刻んだ工具で押印帯を6条めぐらしています。頸部内面はやや膨らみ、口縁端部に未発達の横帯を持ちます。
甕棺として利用され、老齢女性の骨が入っていました。再葬か直葬かはわかりませんが、遺体を直接納めることが可能なサイズではあります。養老川沖積平野を臨む古墳の墳頂付近に埋められており、中世前期の集落を見下ろす特別な場であったことが窺えます。現在は所在不明ですが、銭も納められており、六道銭としては古い事例になります。
関連情報
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休所日:土曜日・日曜日・祝日
更新日:2022年04月18日