南岩崎遺跡(弥生)
弥生時代中期〜終末期
南岩崎遺跡 みなみいわさき

台地の上で発見された弥生時代中期の環濠集落です。市内の環濠集落はこれまでは主に、養老川と村田川の下流域の台地上で発見されていますが、この南岩崎遺跡や南総中学遺跡のように中流域にも分布することは確実となっています。断面V字形で調査区を横切る環濠の近くには方形周溝墓が検出されており、その周溝からは宮ノ台式の大型の壺形土器が出土しています(写真下中央)。
調査区には谷状の地形があり、その黒い土の層に掘り込まれた遺構から、古墳時代にいたる各時代の土器が大量に出土しています。
『市原市南岩崎遺跡』市原市埋蔵文化財調査センター2006年
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更新日:2022年04月18日