瀬戸・美濃系合子(台)
瀬戸・美濃系合子(せと・みのけいごうす)

出土地
台遺跡(だい)
遺跡所在地
根田(ねだ)
時代
室町期(15世紀前葉)
解説
瀬戸・美濃地方で焼かれた陶器です。合子とは蓋付きの小壺の一種で、香や薬などの容器として知られていますが、本品が何を収めていたかは謎です。
口径32ミリメートル、最大径62ミリメートル、底径30ミリメートル、器高33ミリメートルあります。ロクロで水引きされ、底部に右回転糸切痕を無調整で残します。内面全面と体部にかけて灰釉を浸し掛けで施しています。この際、施釉部分に指が1本入り、その部分だけ釉が掛からず、景色になっています。
本来セットだった蓋は発見されていません。
学術的には古瀬戸後期様式3期に分類されます。
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更新日:2022年04月18日