瀬戸・美濃系天目茶碗(台)2
瀬戸・美濃系天目茶碗(せと・みのけいてんもくちゃわん)

出土地
台遺跡(だい)
遺跡所在地
根田(ねだ)
時代
室町時代(15世紀前葉)
解説
瀬戸・美濃地方で焼かれた陶器で、「天目茶碗」と呼ばれる喫茶用の碗です。
口径115ミリメートル、底径40ミリメートル、器高59ミリメートルあります。体部は直線的に開きます。底部は回転ヘラケズリによって内反り高台を削り出していますが、高台径は狭く、内側のケズリも浅いです。内面から外面にかけて鉄釉薬が厚く施され、柿釉の発色になっています。鉄釉を施さない部分は錆化粧をせず、露胎のままです。
これらの特徴から、学術的には古瀬戸後期様式3期の天目茶碗2類に分類されます。
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
市原市埋蔵文化財調査センター
〒290-0011 千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9000
ファックス:0436-42-0133
メール:bunkazai-center@city.ichihara.lg.jp
休所日:土曜日・日曜日・祝日
更新日:2022年04月18日